それぞれの恋愛事情
そんなあるとき
残酷を知らせる鐘がなり響いた
「亮……」
険しい顔した彼女は
お腹に手を当てながら呼んだ
安定期に入ったばかりのお腹は
少し出てきていて
俺は期待と希望で我が子の顔を見れるのを楽しみにしていた
「……」
なかなか言い出さない彼女
「どした」
俺はどうしたのかと思い彼女の頭に
手を当てた
「ごめんない!」
ーーー??
何に対しての謝罪なのか分からなかった
「あのね……この子……」
ーーー??
「あなたの子じゃないの!」
ーーー!?
意味がわからなかった
自分の子だと思っていたお腹の子が
自分の子じゃない……?
「なんだよそれ……おい!なんだよそれ!?」
声を張り上げた俺に一瞬ビクッと
するも涙目で俺を見上げた彼女
「私浮気してたの……」
大きな目から涙が溢れさせながら
ポツリポツリと話し始めた