それぞれの恋愛事情


そんなあるとき
残酷を知らせる鐘がなり響いた



「亮……」

険しい顔した彼女は
お腹に手を当てながら呼んだ

安定期に入ったばかりのお腹は
少し出てきていて
俺は期待と希望で我が子の顔を見れるのを楽しみにしていた


「……」

なかなか言い出さない彼女

「どした」

俺はどうしたのかと思い彼女の頭に
手を当てた

「ごめんない!」

ーーー??

何に対しての謝罪なのか分からなかった


「あのね……この子……」

ーーー??

「あなたの子じゃないの!」


ーーー!?

意味がわからなかった

自分の子だと思っていたお腹の子が
自分の子じゃない……?

「なんだよそれ……おい!なんだよそれ!?」

声を張り上げた俺に一瞬ビクッと
するも涙目で俺を見上げた彼女


「私浮気してたの……」

大きな目から涙が溢れさせながら
ポツリポツリと話し始めた



< 6 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop