あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
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「龍ーつきましたよ」
あれから、コンビニで朝ごはんを食べたり、いろいろ話をしたりしてやっと海水浴場に到着した。
けれど、そこでも起きない龍。
そして、今やっと起こしにかかっているというわけだ。
陸はさっき葵に起こされてパラソルとかの準備に行ったけど。
「んーっ、ま、だ」
眠そうに目をこすりながら、今度は横になり眠りに入ろうとしている龍を両腕を引っ張り、起こす。
こうでもしないと起きない。
「龍、みんな行っちゃいますよ?」
んー、なんてまだ唸っている龍に私はため息を落とした。