あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


「そうなんですか、じゃあ私も」

 そういって、荷物を置き、運んでもらっていた浮き輪を手に取った。

 せっかく来たんだから楽しまなきゃ損だよね。

「んじゃ、俺らも行きますか・・・」

 千景は持っていたジュースを飲み切り、缶をゴミ袋の中に入れた。

「そうだね、龍たちは向こう行っちゃったし、俺らだけでちょっと遠くのほうまで行ってみる?」


 葵も、上に来ていたパーカーを脱ぎ、チェアから立ち上がった。

「いいですね!じゃあ行きましょう!」

「お、莉子ノリノリだねぇ、泳げるのー?」

 私たちは海まで歩いた。

「そうですね、割と泳げますけど、一応浮き輪は持っておきます」

 もしおぼれたりして、迷惑かけたら大変だし・・・。
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