あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

 ピュア、か。

 そりゃ、もうぶっちぎりで

「龍だと思いますよ」

 それしかないでしょ。

 だってもちろんこの二人は除外で、あと陸と、紘と、龍で選ぶならそりゃ、ね。

「まぁ、妥当だよね」

 葵もそれには納得なのか、うなずいている。

「んー、じゃあねぇ、次は…俺らの中で一番タイプなのは?」

 今度も千景が口角を上げながら聞いてきた。

 タイプ、か。

 んー、難しいな。

 みんななんだかんだ言っていいとこあるし…。

「・・・誰でしょうね?」

 私は、笑ってごまかすという選択を選んだ。

 だって、決めらんないし。
< 127 / 227 >

この作品をシェア

pagetop