あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
前に酔ったのっていつだっけ。
みんながじゃれ合っている姿を見つめながらふと、思い出す。
仲いいなぁ。
戻りたい…と思うこともある。
座り込んでいる壁に背中を預け、お酒を流し込んだ。
戻れるはずないのに。
非現実的な事なんて起こるわけないって思ってた。
だけど、私は知った。
権力と財力をもってすれば、叶ってしまう“非現実”があること。
きっと、誰も信じなくても、それは確かに行われた事だ。