あの日の桜はⅡ【大幅修正中】
あの子は…。
どこにいるのだろう。
二人でまた、なんてさすがに私もお人よしじゃない。
憎んでないと言ったらウソ。
だけど、憎み切れないのも事実。
それは、私が甘いからだろうか。
あの子は私のことをどう思っているのだろうか。
きっと、妬み、嫉み、憎しみ、怒り…そんな言葉じゃ言い表せない感情を抱いているに違いない。
だけど、私だって。
いつまでも、いい子ちゃんでいる気はない。
逃げてばかりじゃ意味がない。
そんなのはわかってる。