あの日の桜はⅡ【大幅修正中】

今から集中豪雨が来るとするともう逃げ場なんてなくなる。

 もしかすると、このまま雨の中突っ切ってたまり場に走るほうが合理的かもしれない。

 びしょぬれは覚悟だなぁ。

なんて思い始めていた時。

 ざぁーっと大きな音と共に大雨が降りだした。

雨がどんどん、制服も髪も濡らしていく。

「莉子ちゃん、少し走れる?」

 隣にいた葵が雨にかき消されないように少し大きめの声で言った。

「はい」

 私は頷いた。


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