あの日の桜はⅡ【大幅修正中】


 ぷちっという通話が切れる音がしてプープーと切れた。

 というか、きった。

 うるさい人はこうするのが一番いい。

 たまには強引さも必要なのだ。

 20分の間に明後日の準備でもするか。

 私はタンスから着替えと、着る服を選び、カバンに詰め始めた。

ピンポーン

「はーい」

 チャイムが鳴り、駆け足で玄関のドアを開けに行った。

「お、いらっしゃい。上がってく?」

 少々、不機嫌顔な海里を放って私は、中に連れ込んだ。

 鬼のようだ。

「ありがとうね、で、海里例のものを下さい」

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