アイスミントティー
そう、それこそ。

……目の前にいる相川よりは、きっとよっぽど彼氏にするのに相応しいんだ。


でも、そんなことを言ったらあんたはきっと怒るんでしょう?
アイツの気持ち踏みにじるな、とか言い出すんでしょう?

相川と揉めたくないよ。



「……付き合うの?」


長い沈黙のあと、聞こえてきたのは予想外に弱々しい声で。


「……わかんない、倉持君、いい人だし、断る理由が見つからないし……」


とりあえず、相川を怒らせたくなくて、謎の擁護をしてしまう。


あぁもう、なに?いっそのこと、付き合いますとでも言えばいいわけ??
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