あたしだけのヒーロー
「違うの。



啓に一番近い女の子は私だって、安心して啓に好きになってもらう努力をしなかった私のせい…






名字呼びだったはずの2人はいつの間にか名前を呼び合うようになってた。




あっという間に仲良くなる2人が怖かった。





自分はこの関係を崩したくないんだっていいわけして、何もしようとしなかったくせに…






…夕日がうらやましくて仕方なかった。







夕日が啓を好きだって言ってくれたとき、あぁ、私の初恋は終わったと思った。





だって、誰が見てもお似合いの2人で、お互いに想ってるのを知っていたんだもの。




私、夕日に負けるならいいと思ってた。




勝手だけど、夕日にならいいと思ってた。」





< 336 / 469 >

この作品をシェア

pagetop