虹色のラブレター

とりあえず一人ではこれといってすることもなく、普通のチャンネルはないのか?と思いながら、僕はもう一度、目の前のテーブルに置いてあったリモコンを手に取った。

いろんな機能が一つにまとめられてあるらしく、そのリモコンは重みを感じるくらい手にズッシリときて大きかった。

使い方はまるっきり分からない。

だけど、電源のボタンくらいはわかる。

すぐに映ったのはアダルトチャンネル。

僕はソファーから立ち上がった。

だけど二回目だし、今は一人だからそんなに慌てることもない。

僕はリモコンをテレビに向けて、そのリモコンの真ん中に並んでいる、0から9までのボタンの中の一つをとりあえず押してみた。

一瞬で、画面はこの時間によく見かけるバラエティ番組に変わった。

僕はソファーに座り直した。

その時、ソファーの隅に置いてあった千鶴のショルダーバックが目に入った。

口が開いてあって、中がチラッと見えた。

興味はあったけど、絶対見てはいけないと思った。

だけど、そんな抑制力よりも好奇心が勝っていて、触れることはしないが見える範囲で中を覗いた。


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