君との約束
約束
「約束だよ!!」

そう笑顔でいう彼

「うんっ!当たり前じゃん!」

そう笑顔で答える私近くの木でセミがなき
太陽が照らす夏のある日私達は約束した


それから数年

「ゆうちゃん…もう1個やくそくしよ」

そういった彼は悲しそうだった

「約束??」

そう聞き返す私

「そう約束…それはね…」

あぁ聞こえない…

真っ暗だ…

ここはどこ…

「うぅっ…ぐすっ…」

泣いているのは誰

「約束したのにっ…」

なんで私悲しい声してるの

あぁ…そうか…

「安心して…最後の約束は守るから」

そう言った途端あたりが暗くなった
< 1 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop