誰にも内緒の溺愛旦那様
「し…しませ…」
「二回もキスしたけど」
「映画の…大事なシーンなんですよね………」
「そうだよ。
………でもさ…、昨日…キスシーンあるって言って、柚がなんともないような平気な顔してたから、悲しかった。
嫉妬されるのは迷惑なんだろうけど、嫉妬されないほうが辛い」
そっか、…さっきのあの感情は嫉妬だったんだ……。
「………ベッドのなかで…ずっと颯さんのこと考えてました。……今ごろ、キスシーン撮ってるのかな、とか……
考えれば考えるほど…頭痛くなって、眠れなくなって…………」
「柚…キスしていい?」
「え……なんで…風邪移ります…っ!」
「移せば治るんだよ。」
「だ、ダメです!!映画の…」
「あとさ。風邪治すにはどうすればいいか知ってる?」
「え?」
「たくさん汗かけば、治るんだよ」
ニヤって笑った颯さんが、
唇を重ねてきた。