誰にも内緒の溺愛旦那様
「すぐ支度します」
「うん」
あ、テレビ…
「あ、俺出てるドラマやってる」
「ちゃんと……毎週録画してます」
「ありがとう。」
「録画番組…………鳴海さんのばっかり取っておいてあって……こんなの、気持ち悪いですよね…」
ほんと、鳴海さんの出てるドラマばかり。
今やってるドラマはいろんなのを録っておいてるけど、
見たら消しちゃう。
でも鳴海さんのは、録っておいてる…から。
気持ち悪いよね………
「け、消しますね、はは、あし気持ち悪くてすいません…」
「なんで。役者にとって、こんな嬉しいことないから。頑張って演技して、何度も見てくれるなんて光栄なこと過ぎるし。
ましてや、俺が惚れた子にこんなに俺のこと見てもらえるの、嬉しい以外のなんでもない。
ありがとう」
鳴海さんの笑顔が、眩しいくらいだった。
「き、着替えてきますっ」
ドキドキしてる。
階段を急いでかけ上がったからかもしれない。
けど、
鳴海さんの笑顔が頭から離れない。