誰にも内緒の溺愛旦那様




「すぐ支度します」


「うん」




あ、テレビ…
「あ、俺出てるドラマやってる」


「ちゃんと……毎週録画してます」


「ありがとう。」


「録画番組…………鳴海さんのばっかり取っておいてあって……こんなの、気持ち悪いですよね…」
ほんと、鳴海さんの出てるドラマばかり。

今やってるドラマはいろんなのを録っておいてるけど、

見たら消しちゃう。



でも鳴海さんのは、録っておいてる…から。


気持ち悪いよね………







「け、消しますね、はは、あし気持ち悪くてすいません…」
「なんで。役者にとって、こんな嬉しいことないから。頑張って演技して、何度も見てくれるなんて光栄なこと過ぎるし。
ましてや、俺が惚れた子にこんなに俺のこと見てもらえるの、嬉しい以外のなんでもない。
ありがとう」






鳴海さんの笑顔が、眩しいくらいだった。





「き、着替えてきますっ」



ドキドキしてる。



階段を急いでかけ上がったからかもしれない。


けど、

鳴海さんの笑顔が頭から離れない。







< 32 / 274 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop