誰にも内緒の溺愛旦那様
37階…鳴海さんのフロアの階まで、手が離れることはなかった。
「さ、入って」
「はい。……おじゃまします…」
「どーぞ」
黒いスリッパを出してくれて、それに足を通した。
「ソファーに座っていいよ、てかどこでも」
「は、はい」
「あ、今日は普通の夕食だけど…何か食べれないものとかある?」
「ないです…多分」
「ちゃんと食えよ~」
「はい」
緑を基調とした、シックな部屋…。
鳴海さんの匂いがする…。
「ご飯炊いてきたから、もうすぐ出来るよ」
「あ、あたしも何か手伝います」
「じゃあ……味見して」