誰にも内緒の溺愛旦那様
「──婚姻届が受理されました。
結婚おめでとうございます」
22時15分。
あたしは、鳴海 柚になった。
「……帰ろうか、奥さん」
「……は、はいっ…………」
「明日が日曜日でよかった。
柚の学校がないし。俺は午後から撮影だけど。」
「はい……頑張ってください…………」
「……上の空だね」
「え?…」
「どう…?現実に戻った?」
不意打ちのキスで、
恥ずかしさが込み上げて……
「戻りましたっ…もう……」
「帰ろうか。」
「はい」