誰にも内緒の溺愛旦那様
11時。
颯さんの声で目が覚めた。
「はい、明日…コピーをマスコミ各社に送ります。…はい。ご迷惑をおかけします。」
ベッドの端に座って、
多分…事務所の人と電話みたい。
それでも、左手が、颯さんの右手と繋がっていた。
「……はは、ありがとうございます。これからも頑張りますので、よろしくお願いします」
電話が切れたのか、ふう、ってため息をついた颯さんが、あたしが起きたのに気がついた。
「おはよう柚」
「お…おはようございます」
「明日には、ワイドショーで取り上げられると思う。
一般女性と結婚したって報道になると思う。」
「……分かりました…」
「まだ眠いんだったら、寝ててもいいよ。軽くだけど、朝ごはん作るから」
「……ありがとうございます………」
「あ、シャワー浴びたかったらいつでもどうぞ。」
「はい………」
少し…腰が痛い……。
まだ……動きたくない………
ずっと……こうしてたい………