強引上司の溺愛トラップ
驚いて、思わず足元がフラついてしまった。その時に、足元で小石がジャリ、と音を立てる。小さな音だったけど、夜の静かな空気の中ではヤケに響いて。


「……佐菜?」

課長に、見つかってしまった。


「……っ!」

私はつい、その場から走って逃げてしまった。背中越しに、課長が私の名前を呼んでくれたのが、ちゃんと聞こえていたのに。
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