強引上司の溺愛トラップ
あー、ほんとにどうしよう。課長が住んでるのどの部屋だっけ。部屋数がたくさんあって、外からだと課長の部屋に電気が点いているのか全然分からない。


とりあえず、LINEしてみようかな。そう思い、エントランスの方へと歩きながら携帯を取り出すと。


「……よね」

「……だな」


聞き覚えのある話し声が聞こえてきた。
やっぱりそうだった。エントランス前で、課長と千鈴さんが立ち話をしていた。

……って、ちょっと待って。何で千鈴さんが課長のマンションまで来てるんだ?

何となく、不安な気持ちに襲われてしまった。
いやいや、それはないよね。

でも、ここで私が突然ふたりに交じっていっていいのか分からなくて、その場に立ち尽くしてモゴモゴしていると、



「じゃあ、今日は諦めてここで帰るけど、私のこと、ちゃんと考えておいてね」


千鈴さんがそう言って……



課長に、キスをした。
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