イノセントラヴ~不実な社長と契約結婚~
その後の私達は互いにそっぽを向き合い、別々の車窓を眺めた。

でも、この車は何処に向かっているんだろうか?

「私を何処に連れて行く気ですか?」

「俺の行きつけのフレンチレストランでディナーだ」

「ディナー?」

「ディナーを食べながら、3億の返済方法ついて話し合うつもりだ」

彼は本気で私に3億を返済させる気だ。

「私を外国に売り飛ばす気ですか?」

「俺はそんな非道な遣り方はしない」

「じゃどうやって??」

「それよりもその服装では店には入れない」

今日の私のコーディはトップスは透かし編みのグレーのチュニック、ボトムはデニムのフレアスカート。
足許は黒のコンバースのスニーカーとカジュアルスタイル。


「先にブティックだな」
周防社長がポツリと呟く。
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