嘘つきな唇
その2日後
またいつものように大雅が私の部屋を訪れたけど
私はもう覚悟を決めていた。
大雅が玄関にはいる前に
私は別れたあの日、捨てられなかったペアリングの片割れを大雅に突きつけた。
「真里奈…?」
「彼女と結婚するつもりなんでしょ?
やっぱりもう
ちゃんと終わらそう?」
「俺はいいけど?
真里奈は俺がいなくて大丈夫なの?」
私の言葉にうろたえもしない様子を見ると
やっぱり大雅の心には私がいないんだって思い知らせれて
目頭が熱くなる。
「大丈夫だよ。
それに私だって…もうそろそろ…
将来を考えられる恋人作りたいし…」
言いながら
涙が溢れてきた。
別れてからも
ずっと好きだったの私だけだった。
2年も幻に期待してしがみついていた自分が恥ずかしい。
「泣いてるじゃん?」
「泣いてるよ…」
「俺は別に、あいつにバレる前なら大丈夫だけど?」
「大雅…最低だよ」
「そうだよ?」
「大嫌いだよ…」
「なら、泣くなよ」