その嘘に踊れ
と、思ってたンだケドね、ハイ。
人生そう上手くいかないモンだね、ハイ。
タヌキ寝入りをやめた私に、アオは嘘ばかりついた。
自分はアオだと名乗ったクセに。
私を『しーちゃん』なんて呼んだクセに。
『芦原透子』は知っていても、本当の私、『シズク』のコトは頑なに知らないフリをした。
ナゼだ。
絶対ェ覚えてンだろ、貴様。
ア『シ』ハラトーコで『しーちゃん』なんて、そんなバカなの極致だろ。
色々、訊ねてみた。
色々、揺さぶりをかけてみた。
返ってきたのは、ことごとく嘘。
私を拐った理由すら、ことごとく嘘。
ナゼだ。
なんかムカつく。
舌抜かれて死ねばいいのに。
イイよ。
ソッチがその気なら。
本当のコトを話してくれるまで、私もナニもわからないフリして居座ってやる。
本当のアオを見せてくれるまで、ずっと居座ってやる。
『まさかの一つ屋根の下展開!?』
なんて、スイーツ(笑)脳が働いたからじゃないンだからね!?
そんなんじゃないンだからね!?
案の定オタが、アオが外出している隙を見計らってやってきたケド。
『奴を締め上げて、目的を吐かそう』
と提案されたケド。
全力でお断りだ。
そしたら、物凄く変な顔をされた。
ごめーん☆
今の私ってば、殺戮マシーンってか恋する乙女なンだよねー☆