ノイジーマイノリティー


それでもちょっと



疲れた週末



こうして



一人でウインドショッピング




あてもなく



一人でフラフラとお店を見てまわる



次にあなたに会う為の準備の時間



服を見る



アクセサリーを探す



雑誌を見て



考えていると



なんだかドキドキしてきて



ハルはどう思うかな



なんて思うだけで



本当に幸せになれちゃうんだ



なんて単純な私



だって



あなたの笑顔は



一番大好きなもの



知ってたかなハル





その笑顔を見るだけで



何故かな



涙が出てくるんだ



悲しい涙じゃないよ



うれしい涙



見るだけで幸せになれる



胸の鼓動は



トクトクと早くなって



私の体温は上昇する



好きになっちゃうって



こういうことなんだと



気付く瞬間



こんな幸せな時間



くれたあなたに



いつも感謝してるんだ



他の人には



恥ずかしくて言えない



言ってしまったら



壊れてしまいそうな



大切な幸せ




無くしたくないんだ





時々



会社の同僚や



学生時代の友達に



彼氏の話を聞く




晩御飯をご馳走してくれたとか



車で連れて行ってくれたとか



アクセサリーをお土産でもらったとかもあったな



そんな話を聞くと



単純に羨ましくなる時がある



でもね



心の中で思っているんだ



ハルがくれたものの



ほとんどは



形がない



なのにいつも



その想い出は



私を幸せにして



虜して



決して離したりしない



そう



いつも誰よりも



抱きしめてくれる



その



見えない腕で



心で



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