魔法学園のプリンセス
咲希は自分の荷物を持って
睦月の後についていった

「つまんないよね
2人で一緒に過ごせばいいのに~」

「咲希、それは無理だよ
本当に私が優翔と結ばれるかなんて
まだわからないんだよ!
優翔が合わせてくれただけかもしれない
でしょ」

「睦月気付いてないの?」

「何に私が気づいてないって?」

睦月は疑問に思い咲希に聞いてみたことろ
優翔は睦月のことが好きだということらしい

睦月は一切気付いていなく優翔がただ
話を合わせてくれていただけだと思っていた

「考えてみなよ睦月
戦いの時に睦月を助けたのは優翔だよ?」

「それはわかってるけど
咲希だって私のことを見つけてくれたよね」

睦月は優翔がどれだけ一生懸命に
睦月を助けようとしていたかを一切
聞かされていなかったので優翔が
焦っていたことなど知らなかった

「あのときの優翔すごかったんだよ!
なんだっけな…
たしか水無月家にしか伝わっていない
魔法を使って睦月を助けたんだよ
あのときの優翔はかっこよかったなぁ~」

「そうだったの?
わたし全然知らなかった…」


予想を遥かに越えたことを聞いた睦月は
驚きを隠すことが出来なかった

それからすぐに睦月の部屋の前まで到着し
睦月は部屋のドアを開けた
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