婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
私達は夏樹さんに連れられて、高そうな料亭へとやってきた。
女将と親しげに話し込む夏樹さんを置いて、私達4人は先に個室へと入った。
「あの 圭司…? 私 話がよく分からないんだけど、どうして圭司はプラザホテルに来たの? 皆も圭司が来ること、分かってたみたいだけど…。」
私は首を傾げながら、隣にすわっている圭司の顔を見た。
「ああ それは おれが言いだしたから。杉本に聖也と上手くいったらお祝いしてやるって 駄目でも俺となつが残念会してやるから、プラザホテルに待ち合わせなって…。」
「えっ どうして 私には何も教えてくれなかったの? ずっと 連絡も待ってたのに…」
私の言葉に、圭司は目を細めながら言った。
「それじゃ お仕置きになんないだろ? なつにはたっぷり反省してもらうつもりだったから…。」
「わっ 瀬崎さんって、けっこうSっすね!」
向かいにすわっている聖也さんが、ぽつりと呟いた。
「ううん 瀬崎さん 本当はなつさんのこと心配で心配で…毎晩 私になつさんの様子を聞いてくるくらい気にしてて…」
「杉本 余計な事言わなくていいから!」
圭司が慌てた様子で言った。
「えっ…? 柚ちゃん それで毎日うちに来てたの…?」
「あっ はい。すみません、黙ってて…。瀬崎さんから、出張の間、なつさんの様子を見に行ってくれって頼まれてたんです。なつさん ちゃんとご飯食べてるかとか…休みの日は何してたかとか…そんなに気になるならなつさんに連絡してあげればいいのにって思いました。」