婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~

「じゃ おめでとう お二人さん!」

夏樹さんは機嫌よく、ビールをグイッと飲み干した。

「杉本も好きなだけ飲んでいいからな。今日は夏樹のおごりだから、高いお酒頼んじゃえ!」

そう言って、圭司は柚ちゃんに日本酒の載っているメニューを見せた。

「何 俺の奢り? 聞いてないけど…。」

不満そうに夏樹さんが言った。

「いいじゃん おまえが一番稼いでんだからケチケチすんなよ! それに この間さ おまえ俺が払うの分かってて、散々、杉本に高いお酒入れさせただろ? 杉本は記憶無いみたいだけど、シャンパンタワーとか余計なことしなかった? なんか お前の売上に随分貢献しちゃった感じなんだけど…?」

圭司がジロリと夏樹さんを睨んだ。

「あー 気づいちゃった?」

「ったく おまえは…。俺 今 ふつうのサラリーマンやってんだから、少しは考えろよ…」

圭司はビールをくっと飲みながら、夏樹さんにぶつぶつと文句を言った。

「あの 瀬崎さんって… どうして 夏樹さんから響って呼ばれてるんですか? ずっと 気になってたんですけど…。もしかして 昔 ホストだった…とか!?」

「えっ!」

柚ちゃんの質問に、圭司の顔が引きつった。
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