婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~

「私はいいですよ。」

私は笑顔でそう言った。

「ほら なつさんもそう言ってることだし…いいだろ? 瀬崎…。」

中西さんがニヤッと笑うと、圭司はため息をついた。

「おまえって ほんと強引だよな…? なつ ほんとにいいの?」

圭司の言葉に、私はうんと頷いた。

こうして、私達4人は近くの居酒屋で飲むことになった。


「ちょうど個室も空いてるって…!」

中西さんがお店の前で、手招きしながら私達を呼んだ。

お店に入ると奥の座敷に通された。
私は圭司の隣に座り、向かいには中西さん その隣には杉本さんという配置になった。

「あー 杉本 そのカクテルお酒強いからやめときな…。この間の歓迎会で懲りただろ…? 飲むなら こっちにしときなよ。」

圭司は、杉本さんが選ぶお酒がよっぽど気になるようで、向いの席から身を乗り出すように世話を焼いている。

「あ はい そうします。」

杉本さんが、可愛く答えた。
なんだか 随分構うんだなあと思っていると…

「ねっ 俺の言った通りでしょ? 」

中西さんが圭司と杉本さんに聞こえない声で私に耳打ちしてきた。

「ほっといて下さい。」

私が言い返すと、中西さんはニヤリと笑って メニューへと視線を移した。

 






< 8 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop