婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
「私はいいですよ。」
私は笑顔でそう言った。
「ほら なつさんもそう言ってることだし…いいだろ? 瀬崎…。」
中西さんがニヤッと笑うと、圭司はため息をついた。
「おまえって ほんと強引だよな…? なつ ほんとにいいの?」
圭司の言葉に、私はうんと頷いた。
こうして、私達4人は近くの居酒屋で飲むことになった。
「ちょうど個室も空いてるって…!」
中西さんがお店の前で、手招きしながら私達を呼んだ。
お店に入ると奥の座敷に通された。
私は圭司の隣に座り、向かいには中西さん その隣には杉本さんという配置になった。
「あー 杉本 そのカクテルお酒強いからやめときな…。この間の歓迎会で懲りただろ…? 飲むなら こっちにしときなよ。」
圭司は、杉本さんが選ぶお酒がよっぽど気になるようで、向いの席から身を乗り出すように世話を焼いている。
「あ はい そうします。」
杉本さんが、可愛く答えた。
なんだか 随分構うんだなあと思っていると…
「ねっ 俺の言った通りでしょ? 」
中西さんが圭司と杉本さんに聞こえない声で私に耳打ちしてきた。
「ほっといて下さい。」
私が言い返すと、中西さんはニヤリと笑って メニューへと視線を移した。