婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~

「そういうことじゃなくて… もっと深いところで怒ってると思う。ラインもね、朝から既読無視されてるの…。夜 電話しても多分出てくれないと思う。もう 私 どうしたらいいんだろう…。」

「まあさ それだけなつが反省してれば、きっと許してくれるよ。だって圭司さん なつの事好きで好きでしょうがないんだから…。」

その時、私のポケットの中でラインの着信音が鳴った。

圭司かも!
急いで携帯を取り出すと、圭司からではなく柚ちゃんからのラインだった。

『今日 会社が終わったら、なつさんのマンションに行ってもいいですか?』

柚ちゃん…。
昨日 あれから聖也さんとどうしたのかな…?

「圭司さん?」

携帯を見つめる私に葵が尋ねた。

「ううん 柚ちゃんだった…。今日 うちに来るって。やっぱり昨日、聖也さんと何かあったのかもしれない… どうしよう 相手はホストなのに柚ちゃんが本気になっちゃたりしたら 私のせいだ。」

「それは なつのせいじゃないし、落ち着きなよ。それにしても なつは その柚ちゃんって子のこと、随分心配なんだね。なつ ひとりっこだから妹みたいに思ってるとか?」

「あー うん 妹みたいには思ってるけど、それだけじゃなくて…」

私の言葉に、葵が首を傾げた。

「柚ちゃんね 圭司のこと好きだったみたいなの…。」

「えっ!?」

葵が目を大きく開いた。
< 93 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop