婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~

「それって 本人が言ってたの?」

「うん あっ でも 酔っ払らってた時だから、柚ちゃんは覚えてないと思うけどね。圭司のこと好きになっちゃいけないのに、好きになってしまって、すごく辛かったって。今度はちゃんと報われる恋がしたいって…。泣きながらそう言ってたの…。なつさん ごめんなさいって何度も謝ってきて。なんだか可哀想になっちゃって…。」

「ふーん でも よくその子も自分が好きだった人の奥さんと仲良くできるよね? もしかして 何か企んでるとか…?」

葵の言葉に私は首を横に振った。

「柚ちゃんはそんな子じゃないの。本当に素直で純粋で…。圭司のことも吹っ切れたって言ってたし…。 だから せめて 柚ちゃんのこと本気で考えてくれる相手を探がしてあげれたらなって思ってたんだけどね…。」

「そうだったんだ…。まあ  でも こればっかりはね…。いくら 周りがダメって言ったって、好きな気持ちは止められないんじゃないかな…。」

そうだよね…と私はため息をついた。

◇◇◇

私は夕食の支度をしながら、柚ちゃんからの連絡を待っていた。

今日は、肉じゃがと焼き魚にしてしまったけど
柚ちゃんには洋食の方が良かったかな…?

そんなことを考えていると、ピンポーンとインターホンの音がした。

えっ…?
柚ちゃん!?
駅まで迎えに行くつもりだったのに…。

カメラには、ケーキの箱を持った柚ちゃんが映っていた。
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