婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
夕食の後、二人でケーキを食べながらお喋りをしたけれど、柚ちゃんからはたわいのない話しかして来なかった。
「ねえ 柚ちゃん 今日 私に何か話があったんじゃない?」
なかなか切り出さない柚ちゃんに、私は思い切って聞いてみた。
「いえ 特には…ただ 瀬崎さんが出張だから、なつさんのお家に遊びに来ただけです。」
「あっ そうなの? それならいいんだけどね ほら 昨日 聖也さんに送ってもらってどうしたかなあ~なんて…。」
私の言葉に、柚ちゃんの目が泳いだ。
明らかに、何かあったよね!?
でも 柚ちゃんは誤魔化すように、話題を変えた…。
「えっと…それは…あっ そう言えば、なつさん 明日 お休みって言ってましたよね? どこか 行くんですか?」
柚ちゃんは、かなり 不自然な感じになっている。
触れて欲しくないのだろうか…?
この話は、柚ちゃんから話してくれるまで待った方が良いのかもしれない。
「うん お休みだけど… どこにも行かないよ… とても そんな気分になれないし…。」
「あっ じゃあ 私 会社終わったら、明日もまた 来ますから…。」
「えっ…?」
明日も?…と思ったけど、にこりと笑う柚ちゃんに私は何も言えず、うんと頷いた。