婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~
次の日、約束の時間よりも早く着いた私は、ラウンジのソファーにすわりながら、ひたすら携帯を見つめていた。
『圭司…。いつ帰って来るの? 』
『もう 圭司を怒らせるような事なんて二度としないから許して…。』
どの文も次々と既読になっていくのに、全然返してくれない…。
もう 充分反省したから…。
私の目から、涙が溢れそうになる。
「なつさん! お待たせしました!」
ハッとして顔を上げれば、柚ちゃんが聖也さんと夏樹さんを連れて立っていた。
「なつさん この間はすみませんでした。」
そう言って、私に頭を下げた聖也さんは、誰かに殴られたように顔が腫れていた。
「あの 聖也さん その顔どうしたんですか?」
「驚かせてごめんね! まあ 事情は後で説明するから…。」
夏樹さんは聖也さんの代わりに、そう答えると私の隣に腰かけた。
柚ちゃんと聖也さんも、向かいのソファーへと並んですわった。
一体何があったのだろうかと心配する私に、柚ちゃんが口を開いた。
「なつさん 実は私と聖也さん 結婚を前提に付き合うことになりました。」
「えっ! 付き合う? 結婚前提で…!?」
ポカンとする私に、柚ちゃんが話始めた。
「実は、あの日の帰り、私 聖也さんとそういうことになって…」
柚ちゃんは恥ずかしそうに、聖也さんを見た。