婚約者はホスト!?③~夫婦の絆~

「私 初めてだったし、好きだって言われて舞い上がってたんですけど…次の日、瀬崎さんに止められたんです。相手はホストなんだから、それくらい指名欲しさにいくらでもやるよって…。彼が私にどれくらい本気なのかをちゃんと確かめてからにしとけって。」

「圭司が…?」

私には、柚ちゃんの事はほっとけなんて言っていたけれど、けっこう気にしてくれてたのか…。

「…で 俺んとこに電話きたんだよ。響から」

「夏樹さんに…?」

「そう 柚ちゃんが聖也に貢ぐために、キャバクラで働いてるって嘘ついて、聖也の反応を確かめてくれってね。しかたなく 協力したんだけど… こいつ 俺の話を聞いた途端、血相変えて飛び出して行っちゃって… なんか 片っ端から、キャバクラ乗り込んで柚ちゃん探す気だったみたいで…俺が駆けつけた時には、一軒目の店で殴られてたんだよ。」

「ごめんなさい…。」

圭司の嘘で聖也さんに怪我を負わせてしまったことに、申し訳なく思った。

「いえ いいんです。俺 誰かの為にこんなに必死になったの初めてで 柚ちゃんの事 すげー大事だなって気づかされて、すごく感謝してるんです。俺 ホスト辞めて、実家で美容師やろうかなって思ってます。それで 柚ちゃんに、さっき プロポーズしたんです。」

聖也さんさんは照れたように笑いながら、柚ちゃんを見つめた。

「そっか なんだか 展開が早くて頭がついていかないけど、とりあえず 良かった…。」

私の体から、スーッと力が抜けていった…。
ホントに良かった…。
柚ちゃんの恋がうまくいって…。

「柚ちゃん おめでとう。聖也さんと幸せになってね。」

「はい ありがとうございます!」

「あっ それじゃ 私はもう帰るね。また 圭司を心配させちゃうから!」





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