夏の恋は弾ける炭酸
「夏菜、やったじゃん!案外和泉くんと両想いだったんじゃないの~?
恋のすれ違いって怖いね…」


私の傍で全ての肯定を見ていた由梨が、私の肩を叩き、ガッツポーズをした。


「そ、そうかな?
ただ夏祭りに誘われた可能性だってあるし、まだ両想いだと確定出来ないけど、正直嬉しかった♪」


私の頬は次第にまた紅潮するばかりで、自分の治めたいコントロールが効かない。


「夏菜、めっちゃ照れてる~
その顔どうにかしなさい!!
こっちまで恥ずかしくなるよ」


自分の顔を手で仰いでいると、由梨も一緒になって顔を仰いでくれた。


夏祭りの日までに体力とか持つかな?
あまりにも緊張しすぎて、その場で倒れちゃったりしないかな?






夏祭りの日には、どんな世界が待ち構えているのだろうか___


その後私達は学校を後にした。


学校帰りに由梨と一緒にドーナツを食べに行って、いち早く恋の祝福しちゃったけど…。



私達の早とちりじゃないといいな。
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