Sunshine!〜歌姫と4人の王子様〜
*
結局、大雅もあたし達の後にきて一緒に帰っている。
「お前ら、今度はオレをおいてくなよ!」
「あーはいはい」
適当な返事に大雅はまた大げさに落ち込む。
…もうほっとこう。
「そういえば凛ちゃん」
「ん、どしたの健太?」
「入学式の日に凛ちゃんの家の事務所で撮影したでしょ?凛ちゃんってモデルの撮影するの初めてだったのかな?」
「うん、初めてだったよ?」
「そうかぁ」
…?どしたんだろ、急に。
「あー!僕、けんけんの言いたいこと分かっちゃった!」
言いたいこと…ってなんだろ。
それが顔にでていたのか、悠がこたえてくれた。
「りんりんは超絶美少女でしょ?それに家が芸能事務所なんだから、
今までもモデルに誘われたことはあるんじゃないかなってこと!」
「あぁなるほど!確かに今まですごい誘われたけど、全部断ってたんだよね」
「え!なんで断ってたんだ?!」
あ、大雅。立ち直ったみたい。
「んー。芸能界に入ってくる人ってそれなりに覚悟があって入ってくるものなの。
みんな夢のために一生懸命なのに、自分は
軽い気持ちでやるのは嫌だったんだ」
「…そうか。凛はいい奴だな!でも良かったのか?オレ達とモデルやって…」
珍しく心配そうな表情をうかべる大雅。
あたしはみんなの前に行き、歩いた。
「いいの!あたしがやりたいって思ったから、
みんなとならいいなって。こんな短期間でみんなのこと大好きになったんだもん!」
そう言って振り返り、みんなにむかって微笑む。
「…//」
「あはは!みんな顔がりんごみたい!」
凛が無邪気に笑ったとき、凛以外の4人の心は一致した。
『タチ悪りぃ…』