Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~
私は、タっくんを見守った。


「キヨは、そうして欲しいの?」

「わ、わたし?」


頭が真っ白になった。


私は、私は、えーっと…?


「そ、」

「当たり前でしょ!」

ユリエちゃんが言う。


先生の声が聞こえた。


「そこ、しゃべってんじゃない」

みんな慌てて立ち退いた。

私も床拭きに戻ろうとしゃがみこんだ。


バシャ!


う、うそっっ!!

こんなことってあるの!?

バケツに…お尻がはまった…!

もちろん、汚水入り。

慌てて立ち上がった途端に、バケツがひっくり返った。


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