No.1ガール〜桜の姫〜①
「さっきのヤバかったよねー。」
「だよね。翼様が眠ってる水瀬さんをお姫様抱っこしてるんだもん。」
階段を下りていると、馴染みのある名前が聞こえて自然と会話に意識が集中した。
水瀬さんって理央の事だよな。
お姫様抱っこって、アイツもえらく理央に入れ込んでんな。
「あれってどこ行ったのかな?」
「方向的に屋上でしょ。あそこも珀龍神の溜まり場だし。」
何となく通り過ぎようとした俺は、その会話を聞いて足を止めた。
は?今なんて言った?
陸「おい!今の話本当か!?」
「え、陸玖君!?」
いきなり現れた俺にかなり驚いているようだが、今はそんなのどうでもいい。