逆転カップル~可愛い彼氏とイケメン彼女~
そもそも綾瀬翔太という男は初めから
亜理紗“ちゃん”
って呼んでいた時点でアウトだ。
チャラいのとは全然続かない。
どうせすぐ違う人に乗り換える。
…というのは小説の読みすぎか。
でも実際に亜理紗が泣いているところを見たことがある。
「あいつとはやめたほうがいいよ」
「樹、もしかしてヤキモチ妬いてるの?」
こう人が真面目に考えているときに亜理紗は
「バーカ、妬くわけないだろ。
そもそもあたし男じゃないんだけど」
どうしてただの幼馴染の親友が取られることにヤキモチを妬くことがあろうか、
いやない。
でも親友でも妬くことはあるものか。
まあそんなことはさておき
「前にも似たような人と付き合ってロクなことなかったじゃん」
「ああ」
忘れてたのかと呆れ返りたくなる。
これだから…
「大丈夫だよ、もうあんなことにはならないよ」
いつもの調子とは裏腹に、亜理紗は静かに言った。
「これでも今回は慎重にいったんだよ
いつもであってすぐに付き合ってたし」
言われてみれば確かにそうだった。
出会ってから一か月も待ったのは初めてかもしれない。
それでも短い気はするが…
亜理紗“ちゃん”
って呼んでいた時点でアウトだ。
チャラいのとは全然続かない。
どうせすぐ違う人に乗り換える。
…というのは小説の読みすぎか。
でも実際に亜理紗が泣いているところを見たことがある。
「あいつとはやめたほうがいいよ」
「樹、もしかしてヤキモチ妬いてるの?」
こう人が真面目に考えているときに亜理紗は
「バーカ、妬くわけないだろ。
そもそもあたし男じゃないんだけど」
どうしてただの幼馴染の親友が取られることにヤキモチを妬くことがあろうか、
いやない。
でも親友でも妬くことはあるものか。
まあそんなことはさておき
「前にも似たような人と付き合ってロクなことなかったじゃん」
「ああ」
忘れてたのかと呆れ返りたくなる。
これだから…
「大丈夫だよ、もうあんなことにはならないよ」
いつもの調子とは裏腹に、亜理紗は静かに言った。
「これでも今回は慎重にいったんだよ
いつもであってすぐに付き合ってたし」
言われてみれば確かにそうだった。
出会ってから一か月も待ったのは初めてかもしれない。
それでも短い気はするが…