逆転カップル~可愛い彼氏とイケメン彼女~
携帯が解禁されるとこうも違うものか。
やっと写真を求める人が途切れて
「樹は人気者だねえ」
「さすがにこんなにたくさんの人に頼まれると疲れる」
「きっとこれからの樹の活躍でまた増えるだろうね」
亜理紗は完全に他人事のように笑っていた。
いやまあ他人事なんだけれども…
「招集します。100m走に出る方は入場門へ集合してください」
とうとう自分の出る競技の一つ目の招集がかかる。
これでどうにか少しは休憩できるかな…
競技の招集が休憩ってどうなんだ…?
「いってらっしゃ~い」
亜理紗は客席に座りながらそう言った。
さて、自分の走る番が近づいてくる。
2組の他の出場者は2,3位になる人が多かった。
さて、出番だ。
『樹さーん!!頑張ってー!』
『一之瀬!!1位取れ!!!』
他クラスよりも応援がすごい。
更になぜか他クラスからも応援する声が聞こえるのが不思議だ。
自分のクラスを応援しろよとツッコみたくなる。
クラウチングの準備をする。
ピストルの音と共に思い切り走り出した。
『わあああああ』
歓声が湧き起こる。
結果は断トツの1位だった。
ちょっと本気出しすぎたかな…
やっと写真を求める人が途切れて
「樹は人気者だねえ」
「さすがにこんなにたくさんの人に頼まれると疲れる」
「きっとこれからの樹の活躍でまた増えるだろうね」
亜理紗は完全に他人事のように笑っていた。
いやまあ他人事なんだけれども…
「招集します。100m走に出る方は入場門へ集合してください」
とうとう自分の出る競技の一つ目の招集がかかる。
これでどうにか少しは休憩できるかな…
競技の招集が休憩ってどうなんだ…?
「いってらっしゃ~い」
亜理紗は客席に座りながらそう言った。
さて、自分の走る番が近づいてくる。
2組の他の出場者は2,3位になる人が多かった。
さて、出番だ。
『樹さーん!!頑張ってー!』
『一之瀬!!1位取れ!!!』
他クラスよりも応援がすごい。
更になぜか他クラスからも応援する声が聞こえるのが不思議だ。
自分のクラスを応援しろよとツッコみたくなる。
クラウチングの準備をする。
ピストルの音と共に思い切り走り出した。
『わあああああ』
歓声が湧き起こる。
結果は断トツの1位だった。
ちょっと本気出しすぎたかな…