逆転カップル~可愛い彼氏とイケメン彼女~
午前の競技が終わり、昼休みに入る。
お弁当を食べ終えるとあと10分で午後の競技が始まるところだった。

午後はダンスから始まる。
2組は3番目だ。


そういえば綾瀬と真尋も踊るんだっけ?


1組は2番目に踊ることになっている。
確か結構ガチなダンスを踊るといっていた気がする。

探してみようか。

着替えながらそんなことを考えていた。


校庭に戻ると再び女子に囲まれた。
さっき一緒に撮ったはずの子もいるような気がするが気のせいだろうか?

…気のせいではないですね。


そうこうしているうちに1組のダンスが始まる。

見られないかな…

結局写真を撮り終えた頃には1組は終わってしまい
2組の番だった。



「樹―!」



亜理紗が呼んでくれてどうにか抜け出せた
というかもっと早く呼んでほしかった。



「一之瀬!お前だけずるいぞ!」


「知るか!」


クラスの男子が不公平だと言うが
あたしにどうしろというのだ。


ダンスが終わるとあたしはすぐに着替えた。
2組の後のいくつかのクラスのダンスが終われば次はクラス対抗リレーなのだ。

集合場所に集まると綾瀬がいた。



「お前の人気はほんとにすごいのな」



綾瀬は苦笑いを浮かべていた。

そういう綾瀬も結構写真をせがまれていたが。


さて、クラス対抗リレーも100m走と同じような歓声が上がった。
結果は2組がダントツだった。
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