冷たい君と青春中。


ど、どうしよう…、助け、なきゃ。だけど、どうやって?女のわたしがどうやって止めるの?


こういう時、人間は凄く冷たいとおもう。

だってみんなその男の子たちに気づいているのに、見てみぬふりをしているからだ。


どうしようどうしよう、どうしたらいいの!


おまわりさん?それとも、駅員さん?


「…ゔっ、」

わたしがそんな事を考えている間にも男の子は殴られたり、蹴られたり。


「助けなきゃ…!」


地面に根がはったような重たいあしを無理やり動かして、その子達のほうへすすむ。


< 11 / 462 >

この作品をシェア

pagetop