Fighting fantasia
「いやいや、誇っていいぞ」

エフェスは腰に手を当ててウラヌスを見る。

「お前の弟は、俺の平常時の能力値…5億のままで殺されたんだ。本気をまるで出していない状態でな。しかしお前は、俺に平常のままではいられなくさせた。それだけでも評価は高い」

「何言ってやがる、まだ半分も力を出してないって事だろう」

ギュッと拳を握り締めるウラヌス。

その拳が開いた瞬間!

「ずあっ!」

先程のものよりも更に激しい光線が迸り出た!

殺傷能力、貫通力に長ける光線を、エネルギーを集中して一直線に放出する。

現在のウラヌスが使える最大出力の技だ。

惑星に当たれば地表ごと抉り取ってしまう為、これでも威力を抑えている。

光線はエフェスに真っ直ぐに伸びていき。

「ぬあっ!」

その光線を、エフェスは片手で受け止めた!

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