不思議能力連続日記(1話読みきり短編)
「君、どうしてジャングリ語が分かるの?」


彼はそう言って眉を寄せた。

ジャングリ語? 何それ?


「もしかして……君これも分かる?」


そう言うと、彼は舌を鳴らすように震わせながら、低い声で喋りだした。

聞いたこともない不思議な発音。

でも、何と言ってるかは分かる。

――これはリンジンバルト語だよ。分かる?――

そう、言った。

私が頷くと、今度は口笛を吹くように唇を尖らせて金属音みたいな高い音をだした。


――これはノントレア語。ジャングリ語もリンジンバルト語も全部普通は聞き取れない音のはずなんだよ――


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