美しいだけの恋じゃない
部屋に戻り、ケータイを手に取って改めてメールを作成する。
題名はそのまま、本文に、遅れていたものは無事に来たこと、なので例の物はもう必要ない事を書き込み、最後に一応自分のケータイ番号を添えて、誤字脱字チェックをしてから送信した。
思わずそのまま脱力してしまい、その場にへたばってしまっていたけれど、突然、手の中のケータイが震え、それに連動するように私も飛び上がってしまった。
慌ててディスプレイに視線を向けると、登録されていない番号からで、このタイミングなら彼しかいないだろうとは思ったものの、念のためメモと照らし合わせ、間違いないと確信した所で受信ボタンをタップする。
「……はい」
『無事に来たんだね』
挨拶も何もなく、食いぎみに門倉保は確認して来た。
「そ、そうなんです。お騒がせして、すみませんでした…」
『いや。そんな、謝らないでくれ』
彼は神妙に言葉を繋ぐ。
『何もかも、俺が悪いんだから……』
しばしの沈黙の後、門倉保は再び口を開いた。
『でも、良かった』
「…そうですね」
あなたも気が気ではなかっただろうから。
『やっぱり、親となる者達が、待ち望んだタイミングで新しい命を迎い入れなくてはいけないと思うし。その親っていうのはもちろん、ちゃんと思いが通じあった同士で…』
題名はそのまま、本文に、遅れていたものは無事に来たこと、なので例の物はもう必要ない事を書き込み、最後に一応自分のケータイ番号を添えて、誤字脱字チェックをしてから送信した。
思わずそのまま脱力してしまい、その場にへたばってしまっていたけれど、突然、手の中のケータイが震え、それに連動するように私も飛び上がってしまった。
慌ててディスプレイに視線を向けると、登録されていない番号からで、このタイミングなら彼しかいないだろうとは思ったものの、念のためメモと照らし合わせ、間違いないと確信した所で受信ボタンをタップする。
「……はい」
『無事に来たんだね』
挨拶も何もなく、食いぎみに門倉保は確認して来た。
「そ、そうなんです。お騒がせして、すみませんでした…」
『いや。そんな、謝らないでくれ』
彼は神妙に言葉を繋ぐ。
『何もかも、俺が悪いんだから……』
しばしの沈黙の後、門倉保は再び口を開いた。
『でも、良かった』
「…そうですね」
あなたも気が気ではなかっただろうから。
『やっぱり、親となる者達が、待ち望んだタイミングで新しい命を迎い入れなくてはいけないと思うし。その親っていうのはもちろん、ちゃんと思いが通じあった同士で…』