美しいだけの恋じゃない
「庶務課から出たシュレッダーゴミです。ちょうど回収してる所だったんでかっさらって来ました」
「へ?」
「幸い上の方に乗っていた状態だったのですぐに見つかりましたよ。庶務課の女性にも確認しましたが、伝票の色ってこういう感じなんですよね?」
言いながら、門倉保は袋の中に手を入れ、紙片をつまみ上げた。
皆さんに見せつけるように掲げられたそれは、袋の中の大半を占める白い紙片とは明らかに色も材質も異なるものだった。
「あ!そうそうっ。っていうかそれ、ズバリ伝票そのものなんじゃないの?」
佐藤さんが興奮気味に声を上げる。
「それが庶務課のシュレッダーに…?」
「はい」
田中さんの疑問形の呟きに門倉保が答えた所で、皆一斉に金子さんに視線を向けた。
「な、なによ」
一瞬たじろいだけれど、彼女は強気に主張する。
「まさかそれが須藤さんが書いた伝票だって言いたい訳?言っとくけど、庶務課にだってお茶当番はいるんですからねっ。その人が書き損じた伝票を、自分の部署に戻ってから処分したっていうだけの話でしょ!」
「いや…。もし書き損じたとして、これって別に重要書類ではないし、わざわざシュレッダーにはかけないんじゃないでしょうか?」
「ですよね。この形状だと詰まりの原因にもなりますし」
すかさず田中さん佐藤さんが異論を述べた。
「へ?」
「幸い上の方に乗っていた状態だったのですぐに見つかりましたよ。庶務課の女性にも確認しましたが、伝票の色ってこういう感じなんですよね?」
言いながら、門倉保は袋の中に手を入れ、紙片をつまみ上げた。
皆さんに見せつけるように掲げられたそれは、袋の中の大半を占める白い紙片とは明らかに色も材質も異なるものだった。
「あ!そうそうっ。っていうかそれ、ズバリ伝票そのものなんじゃないの?」
佐藤さんが興奮気味に声を上げる。
「それが庶務課のシュレッダーに…?」
「はい」
田中さんの疑問形の呟きに門倉保が答えた所で、皆一斉に金子さんに視線を向けた。
「な、なによ」
一瞬たじろいだけれど、彼女は強気に主張する。
「まさかそれが須藤さんが書いた伝票だって言いたい訳?言っとくけど、庶務課にだってお茶当番はいるんですからねっ。その人が書き損じた伝票を、自分の部署に戻ってから処分したっていうだけの話でしょ!」
「いや…。もし書き損じたとして、これって別に重要書類ではないし、わざわざシュレッダーにはかけないんじゃないでしょうか?」
「ですよね。この形状だと詰まりの原因にもなりますし」
すかさず田中さん佐藤さんが異論を述べた。