美しいだけの恋じゃない
金子さんはもちろん山本さんも、驚愕したように声を上げる。
しかし師岡さんはそんな二人からぷいっと顔を逸らした。
「……確かに今日のトラブルに関しては、金子さんの単独犯行かもしれません。だけど…」
そこで門倉保が彼女に向けて言葉を発する。
「いつか二人が何かしらの行動を起こすのを期待して、ずっと、嘘八百を言い続けて来たんじゃないんですか?師岡さん」
「……は?」
「直接指示は出していなくとも、黒幕は間違いなく、あなただと思っています」
「何言っちゃってんの?あんた」
「とてもずる賢く、悪知恵の働く人ですからね、あなたは。そして目的の為なら手段を選ばない」
「……ちょっと、いい加減に…」
「勝手に自分の中で敵認定した須藤を、何とかして不幸のどん底に突き落とし、目の前から消し去りたいと願っていたんでしょう?意中の彼を振り向かせる為に。愛するいのう…」「やめろ!!」
門倉保の挑発的な発言に、見るからにイライラを募らせて行った師岡さんは、そこでとうとう爆発した。
「お前っ…。私に対してそんな偉そうな口をきくなんて、覚悟はできてるんだろうね?」
わなわなと体を震わせ、こめかみに血管を浮かび上がらせて、地の底から響くようなドスのきいた声で話す師岡さんは、今まで見てきた中で最大級に恐ろしい姿を晒していた。
しかし師岡さんはそんな二人からぷいっと顔を逸らした。
「……確かに今日のトラブルに関しては、金子さんの単独犯行かもしれません。だけど…」
そこで門倉保が彼女に向けて言葉を発する。
「いつか二人が何かしらの行動を起こすのを期待して、ずっと、嘘八百を言い続けて来たんじゃないんですか?師岡さん」
「……は?」
「直接指示は出していなくとも、黒幕は間違いなく、あなただと思っています」
「何言っちゃってんの?あんた」
「とてもずる賢く、悪知恵の働く人ですからね、あなたは。そして目的の為なら手段を選ばない」
「……ちょっと、いい加減に…」
「勝手に自分の中で敵認定した須藤を、何とかして不幸のどん底に突き落とし、目の前から消し去りたいと願っていたんでしょう?意中の彼を振り向かせる為に。愛するいのう…」「やめろ!!」
門倉保の挑発的な発言に、見るからにイライラを募らせて行った師岡さんは、そこでとうとう爆発した。
「お前っ…。私に対してそんな偉そうな口をきくなんて、覚悟はできてるんだろうね?」
わなわなと体を震わせ、こめかみに血管を浮かび上がらせて、地の底から響くようなドスのきいた声で話す師岡さんは、今まで見てきた中で最大級に恐ろしい姿を晒していた。