キミの首輪に、赤い糸を。

「僕を...」

真白が俺の部屋で寝るようになって3日経った朝。

俺は騒がしさに目を覚ました。


「ほら、立てよ」

「やだっ!離してっ...お父さん!」


嫌な予感が、当たった。

俺はすぐに起き上がり、真白の体を自分の元に引き寄せた。


「何やってんだよ」


そして、俺は父を睨み付けた。

父は面白そうに俺を見る。


「へぇ、お前でも喋るんだな。いっそ舌でも抜いてやろうと思ったのに」


泣いて俺にしがみつく真白とは対照的に、父は笑っている。

気味が悪いヤツだな、ほんと。
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