キミの首輪に、赤い糸を。

「僕のこと、好き?」

次の日、目を覚ましてリビングに行くけど、真白はまだ眠っていた。

やっぱり色々あったから疲れたんだろうな。

そうだ、朝ご飯作ろうかな。
何にしよう...?


私は考えながらキッチンに向かう。

真白、嫌いな食べ物とか無いかな。

普通にトーストとスクランブルエッグとハムとサラダでいいかな?

そう思って作っていると、「かずさ...?」と声がした。


「あ、真白、起きたんだ」

「うん...はやいねー、おきるの」


寝起きの真白は舌足らずで、目を擦りながら私のそばに来た。
だけど、まだ眠いようで、カクン、と私に寄りかかってくる。


「まだ眠いの?」

「んー...眠いー」


もう、なんでこんなに可愛いんだ...。
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