キミの首輪に、赤い糸を。
「そろそろ他のところにも行ってみる?」

「あ、うん!行こ!」


私がそう言うと、真白は少し小走りで私の横に来た。


「次はどこに行くの?」

「次はよく行くカフェ。ここに来てから凄く良くしてくれるカフェがあるから、そこを教えてあげるね」

「へぇー!やったぁ!」


私が学校の時とか、お昼ご飯をここで食べるってことも出来ればいいかな、と思って、教えてあげることにした。

そのカフェは近いし美味しいしオシャレだし、仲良くなった店員さんがいる。

真白もそのカフェを気に入ってくれるんじゃないかと思うんだけど、どうだろう。

横に並んで歩いている真白を見ると、楽しそうに弾んでいる。
うん、きっと気に入ってくれると思う。
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