不思議なこの世界(仮)




「で……そなたらとじいは、姫様がどうして城を抜け出すのか調べようと」
「「「は、はい……」」」
「それで、あの場所に居たと?」
「「「そ、その通りでございます……」」」




私たちは最初の大広間に戻って、ガイヤから事情聴取を受けていた。みるみる小さくなる私たち。さらに小さくなるじいに威厳は見られなかった。




「あなたは姫様がどうして城を抜け出すのか気にならないの?」
「アリア様が話さないということは、知られたくないということだろ。だったら、私はアリア様が話してくれるまで見守るだけだ」




この時、初めてガイヤの顔をしっかり見た。すらっとした鼻筋に、綺麗な青の瞳。長髪の金髪がよく合っていて、まるで王子様のようだ。
私はガイヤをまじまじと見すぎて、ガイヤと目が合ってしまった。気まずくなってすぐ目をそらす。ずっと見ていたら、あの瞳にやられそうだ。





「それはそうと、じい……あなたはどうしてこの者たちを信頼しているのだ。もしこの者たちが敵国の暗殺者だったら、姫を狙う魔女だったらどうするおつもりであった」
「も、申し訳ない……」
「ちょっと!私たちが姫様を殺すって!?」
「私はお前らを信用しているわけではない。もういいだろ、そろそろ城から出て行け」




そう言うと、ガイヤは部屋から出て行った。
ガイヤの目はものすごく冷たかった。当たり前か、この国の人から見たら私たち怪しい者には違いないから。







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