奇聞録九巡目
男の子を集団で暴行して殺害した少年6人は、全くの偶然にも、同じ日、同じ時に自首した。
調書によると、夜毎殺害した少年が現れて、加害者達に何も言わず枕元に立っていると言った内容だった。
全員が違う時間にそれぞれ目撃しており、精神的に耐えられなくなり自首するに至ったと言う。
証言を元に、加害者の一人と自宅にて検証を行った警察官も、殺害された少年を目撃しており、調書として採用になる。
少年が殺害された場所には、度々その少年が居るのを見たなどと証言があり、地域では話題になった。
また、拘留された場所にも都度現れて、加害者は極度の不眠症に悩まされ、自殺未遂を起こした加害者も居た。